魔導概要

【魔導】

 マナというエネルギーを使って魔法を発動させることができる。
 マナとは全てのモノが持つエネルギーのことであり、魔導士などは自然のマナを借りるか、自らのマナを使用して魔法を使う。
 マナは無限ではないため、マナを消費すると必ずどこかに影響がでる。
 たとえば大地からマナを吸いすぎると大地が枯渇したり、マナ不足で魔法が使えなくなったりする。
 だが、すべてのモノは自己防衛本能も持っているため、一定以上のマナを他に奪われないようにするので、通常は大地が枯れるようなことはなく、マナ不足で魔法が発動できないだけである。
 レイラ・アイラ・マイラは三魔法形態と通称される。

【属性】

 魔法の基本属性は「光・闇・土・水・風・木・火・物・無」である。
 「水」と「氷」を分けて考えることもあるが一般的ではない。
 「風」には「雷」も含まれるが、分けて考えることも多い。
 「木」とは正確には植物であるが、略して木とされている。
 「物」とは作られた物であり、道具など力を使う魔法の属性である。マイラにまとめられることが多い。
 特殊な形態として「具現化」などがある。
 「○○の神」などがいるが、実際のエネルギーソースは「神」ではないため、あくまで「○○の神」とはその属性の魔法の超上級者ということになる。
 守護精霊と呼ばれるノームやシルフなどは、正確には存在ではなく、あくまで属性の名前と考えたほうが良い。

【威力・効果】

 ライラ>レイラ=アイラ
 マイラの中にはライラ以上の効果のものもある。
 一般的には「発音」が威力を高めると云われているが、超太古の術者はもっと簡略的に効果の強い魔法を使っていたらしい。
 現在でも精霊や魔族・神族などは、ライラ・アイラ程度の発動方法でライラの威力を発動できるものもいる。
 同じ魔法でも、威力の違いにより以下の言葉が名前の前に付く。
 メギ>マギ>ラギ>ピコ
 マイラを除く魔法の中にも「発音」を必要としないものがあるが、効果はとても小さく、マッチ程度の火を灯したり、スカートめくりができる程度である(例外もある)。
 まったく同じ魔法でも使用者によって効果は異なる。
 実はライラの上にシイラという古代魔法系統があるが、現在には伝わっていない。

【ライラ】

 別名「神々の詩」といわれ、高レベルの者にしか扱えない。
 古代魔法であり、現在に残るライラは数少ない。
 呪文を発動させるためには詩を読まねばならず、その詩が完璧であればるほど効力を増す。
 現在主流のライラは属性を守護する者を賛美したりするものだが、もっと太古のものは自然そのものを詩に詠んでいた。

【レイラ】

 ライラを簡略した攻撃系の魔導形態。
 発動には魔法の名前を発音する必要がある。
 ライラよりも扱いやすいが、その威力は遠く及ばない。

【アイラ】

 ライラを簡略した回復・補助系の魔導形態。
 発動には魔法の名前を発音する必要がある。
 ライラよりも扱いやすいが、その威力は遠く及ばない。

【マイラ】

 ライラを簡略したレイラ・アイラに属さない魔導形態。
 分類が難しいものは全てここに含まれてる傾向にある。
 発動には魔法の名前を発音する必要があるものとないものがある。

【シイラ】

 ライラよりもさらに古い超古代魔法。
 現存していないとされるが……。

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