ROSEN SAGA — SIDE STORY

月の雫 記されぬ花の詩

名を記さない詩人と、
名を与えられた花。

物語を読むREAD THE STORY
SCROLL

STORY

風だけが覚えている、
記されなかった物語。

旅の吟遊詩人ギルバードが迷い込んだのは、月夜の続く村ランベル。道標は失われ、森は旅人を帰そうとせず、湖のほとりには白い花だけが静かに咲いていた。

やがて彼は、月光から身体を与えられた少女と出会う。名前を持たず、朝を知らず、森の外を知らない彼女へ、詩人はひとつの名と歌を贈る。

しかし、名づけることには代償がある。森の掟、銀仮面の司祭、月境の向こう側。残されなかった名と、それでも消えなかった想いをめぐる幻想譚。

Genre
幻想譚 / ロマンス / ミステリー
Structure
全6章+序章・終章 / 37ページ
Volume
本文 約24万字

CONTENTS

目次

章と節ごとに、個別のページでお読みいただけます。

序章

記されなかった花

1 PAGE

第一章

禁じられた森の夜

4 PAGES

第二章

湖に咲く少女

5 PAGES

第三章

名を与える歌

5 PAGES

第四章

沈黙の裁き

6 PAGES

第五章

月境を越える者

6 PAGES

第六章

月の雫

6 PAGES

終章

風が覚えている

4 PAGES

月の光が水面へ落ちるたび、
まだ名のない歌が、ひとつ生まれる。

序章から読む