夜の底に、ひとりの語り部がいる。
名を語れば死が一夜遠ざかり、物語を閉じれば世界の終わりが少しだけ近づく。
彼女の名は、リラ=ファブラ。
後の世で童話としてやさしく語り直された物語の、さらに古い残響を拾う者。

About
夜の底に、ひとりの語り部がいる。
名を語れば死が一夜遠ざかり、物語を閉じれば世界の終わりが少しだけ近づく。
彼女の名は、リラ=ファブラ。
後の世で童話としてやさしく語り直された物語の、さらに古い残響を拾う者。
語る者がいるかぎり、失われた名は完全には沈まない。
Seven Nights
一夜ごとに独立した童話再話として読める構成です。
序夜と閉夜を含め、全九ページで掲載しています。

序夜 / 語り部
七つの童話残響を語る前に、リラ=ファブラが名と物語の灯を拾い上げる導入の夜。
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第一夜 / 赤ずきん
赤い頭巾をまとう少女ルーシュカが、声を嗅ぎ名を喰らう狼のいる森へ向かう。
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第二夜 / 人魚姫
泡となって消えるはずだった海の娘ミレアが、失われる声を潮の名として還そうとする。
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第三夜 / シンデレラ
灰かぶりと呼ばれたエラ=ルミナが、炉辺の灰に埋もれた本当の名を拾い直す。
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第四夜 / 白雪姫
雪肌の姫ニヴェア=アルバが、死者として記されかけた自分の存在を取り戻す。
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第五夜 / 眠れる森の美女
百年眠る王国の記録を、アウロラ=ロゼリアとリュシアン=ブライアの運命が動かしはじめる。
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第六夜 / ヘンゼルとグレーテル
飢えた森へ入ったヘンゼルとグレーテルが、名を焼く家から帰るために互いの名を呼ぶ。
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第七夜 / 青ひげ
蒼髭館へ嫁いだイリス=クラヴィアが、禁じられた記録室で消された花嫁たちの名に触れる。
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閉夜 / 閉じの語り
七つの夜をひとまず閉じながら、語られなかった物語の余白を残す結びの夜。
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各キャラクターをクリックすると、大きなビジュアルと紹介文を確認できます。