・ジャンルによって違う段落と書き方

 コメディ作品はわかりやすいですよね。
 1個目の「。」で改行。
 文章は短く簡潔に、脳に直接入ってくる感じで。
 さらにページの白い部分が多く、視覚的にもゆとり。

 シリアスな作品になると真逆ですね。
 読み手もシリアスな作品のほうがじっくり読むと思うんですよね。

 小説は展開が早いアクションシーン、特にバトルシーンなどの表現が不利です。
 映像作品って見る側のペースに関係なく進むし、マンガが読む手に委ねられるとはいえ、情報が視覚で入ってくるので早く読んだり読み飛ばしたりしても大丈夫なんですよね。
 これが文章となるとそうはいかない。
 要点だけかいつまんでいいような文章問題とか、そういうのだったらいいけど、小説は読み飛ばせないよね。
 概要だけ知りたいならページをパラパラっとめくればいいけど、作品の世界に入って物語って楽しみ たいわけだから、そういうわけにもいかない。
 だから小説って読み手の読む速度がバラバラ。
 それでもある程度は、書き手が速度操作しなきゃいけないんですよね。
 それが上で書いたコメディのような書き方。
 バトルシーンも似たような書き方が言えます。
 さらに加えるなら、バトルシーンは「体言止め」みたいな書き方もアリかも。

 体言止めってなにさって話。
 文章の終わりって、「〜た」「〜だ」みたいな感じで終わるでしょう?
 たとえば、

 荒野のバトル会場に突風が吹き荒れた。

 これが普通の書き方ね。
 で、極力体言止めっぽく書くとすると、

 荒野のバトル会場、吹き荒れる突風。

 みたいな雰囲気。

 わかんない人は自分で調べるように。
 ここは用語とかは別のとこで済む話だし、ここのコーナーの趣旨じゃないしね。

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