・小説をそれっぽく魅せる方法2(テクニック編)

 まず、テクニックというほどのものじゃありません。
 
 小説や作文で、不慣れな人にありがちなこと。
 文末が「〜た。」で終わる。
 もしくは「った。」でもいいんですけど、とにかく同じ語で終わるパターン。
 
 今日は天気だった。
 だから本屋に行った。
 でも欲しい本はなかった。
 歩いてつかれた。
 
 文末が同じってこれかなりマイナスポイントです。
 「た」「だ」「る」「い」「う」「く」など、結構文末に多くくる文字ってあります。
 このあたりをバランスよく使うと、それっぽい文章になると思います。
 
 そして次は文頭に注目です。
 
 太郎は言った。
 太郎はそのあと走った。
 そして、太郎は叫んだ。
 
 主語は大事です。
 けど、日本語は英語と違って主語がなくても伝わる言語です。
 小説を書き慣れない人は、人物名を文頭に書きまくる傾向があるようです。
 まずは人物名を文頭に書かない努力をしてみましょう。
 
 そして、それができるようになってきたら、人物名自体を最低限だけ書くようにしましょう。
 そのときに大事なのが「太郎」なら、「彼」や「男」など、言い換えてみることです。
 同じ名前が同じ行や、近くの行にあると、そればかり気になってしまうので、気をつけるのは大事なことです。
 
 ここからさらに発展させると、ほかの語句なども直せると思います。
 「思っていたことと、違うと思う」
 なんて感じで、ここでは「思う」ですが、こんな風に1行の中や、近くの行に同じ言葉があると気持ち悪いです。あんまりすっきりしません。
 
 前回の1回目と今回の2回目、そこで書いた方法を実践するだけで、かなりそれっぽい小説が書けると思います。

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