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まず、テクニックというほどのものじゃありません。
小説や作文で、不慣れな人にありがちなこと。
文末が「〜た。」で終わる。
もしくは「った。」でもいいんですけど、とにかく同じ語で終わるパターン。
今日は天気だった。
だから本屋に行った。
でも欲しい本はなかった。
歩いてつかれた。
文末が同じってこれかなりマイナスポイントです。
「た」「だ」「る」「い」「う」「く」など、結構文末に多くくる文字ってあります。
このあたりをバランスよく使うと、それっぽい文章になると思います。
そして次は文頭に注目です。
太郎は言った。
太郎はそのあと走った。
そして、太郎は叫んだ。
主語は大事です。
けど、日本語は英語と違って主語がなくても伝わる言語です。
小説を書き慣れない人は、人物名を文頭に書きまくる傾向があるようです。
まずは人物名を文頭に書かない努力をしてみましょう。
そして、それができるようになってきたら、人物名自体を最低限だけ書くようにしましょう。
そのときに大事なのが「太郎」なら、「彼」や「男」など、言い換えてみることです。
同じ名前が同じ行や、近くの行にあると、そればかり気になってしまうので、気をつけるのは大事なことです。
ここからさらに発展させると、ほかの語句なども直せると思います。
「思っていたことと、違うと思う」
なんて感じで、ここでは「思う」ですが、こんな風に1行の中や、近くの行に同じ言葉があると気持ち悪いです。あんまりすっきりしません。
前回の1回目と今回の2回目、そこで書いた方法を実践するだけで、かなりそれっぽい小説が書けると思います。