どこかで歯車の音がした気がした……

人々、そして世界は渇いていた。

 退廃した砂漠の中心にある都、クーロンはロストテクノロジーの魔導炉によって輝きを放っていた。
 都市の地下で新たに発見された古代遺跡。
 そこで発掘されたのは世界を滅ぼす兵器だった。

 裏社会で顔の利くトッシュは、砂漠で飢え死にしそうになっていた「少年」を救った。
 それが機械仕掛けの神の手を持つアレンだった。
 トッシュと関わったばかりに、アレンは帝國に狙われるハメに……。

 そして、逃げ込んだのは町外れの教会だった。
 シスター・セレンとの出会い。
 この出会いはのちに世界を大きく動かすことになるのだった――。

 いにしえの魔女、復活するロストテクノロジー。
 若き煌帝の魔剣が呻き声をあげる。
 魔導装甲アレンと帝國との戦いがはじまる!

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ここにある物語はフィクションであり、実在するいかなるものとも一切関係ありません。
登場人物・団体・組織・現象などはすべて架空のものです。