魔女の館
>  時雨の前に聳える建物はゴシック建築の洋館だった。そのシンプルな石造りの屋敷の玄関に立った時雨は、呼び鈴を鳴らそうとしたのだが、玄関の扉が開く方が早かった。
 手前に開いてくるドアを時雨は素早く避け、屋敷の中から出て来た者と目が合った。それはヒトではなく――梟であった。
 梟は軽く頭を下げると、流暢な人間の言葉を話し出したではないか。
「わたくしはこの屋敷の主セーフィエル様に仕えるセバスチャンと申します。それで、ご用件は?」
「えっと、都役所に仕事を委託されて来たんだけど」
「そうですか、詳しい話は中で伺うと主人が申しておりますので、どうぞ中へ」
「おじゃまします」
 玄関を通りながら時雨はセバスチャンの言った言葉が気になったが、さほど気にすることはないだろうと思いすぐに忘れた。
 時雨の通された部屋は真っ暗だった。
「あのぉ……」
 少し不安を覚えた時雨は振り返ったが、そこにはすでにセバスチャンの姿はなく、あるのは闇だけだった。
 何も見えない闇の中、時雨は何者かの気配を感じ取っていた。気配は闇全体から感じられるが、複数ではなくひとつであった。ここにある闇がひとつの存在のようだ。
 闇の中で時雨がぼーっとしていると、やがて暗闇の中に蒼白い顔がにじみ出てきた。
「わおっ!」
 幽霊か何かだと思って声を出した時雨に、蒼白い顔が微笑んだ。その微笑みは暗闇の中ではとても不気味に見えた。
 蒼白い顔から発せられた声は、澄んだ夜風のようである。
「あら、驚かせてしまってごめんなさい。そんなつもりはなかったの、ただ明るいのが嫌いなだけなもので」
 突然部屋の明かりが点けられ、時雨の目の前にはテーブルに着いて紅茶を飲んでいる女性がいた。
 女性は時雨の後ろに声をかけた。
「セバスチャン、時雨様に緑茶と和菓子を持って来て差し上げて」
「畏まりました」
 時雨は驚いた表情をして後ろを振り返ると、そこには梟のセバスチャンがいた。闇の中には気配がなかったと時雨は断言できる。
 セバスチャンが部屋を出て行くのを見て、女性は微笑みながら自己紹介をはじめた。
「わたくしの名はセーフィエル。この屋敷の主にして、夜魔の魔女ってところかしら」
 妖艶とした微笑むセーフィエルを見て、時雨は背中に冷たいものを感じた。知り合いの魔導師が持つモノとは違う恐ろしさを感じたのだ。
 セーフィエルは自分の前の席を客に勧め、時雨は勧められるままに椅子に腰掛けた。
「ボクと前に会ったことありますよねぇ? たしかマナがアリスちゃんに襲われていた時」
「あら、わたくしのことを覚えてくださったの、嬉しいわ」
「マナとは知り合いなんですか?」
「ええ、姉妹弟子なのよ」
「じゃあ、やっぱり魔導師か……」
 相手が普通の人間ではないからこそ時雨は呼ばれのだ。
 一息ついたところで時雨はここに来た理由を話し出そうとしたが、部屋の中に若い男性が入って来たことによって妨害されてしまった。
「緑茶とようかんをお持ちしました」
 男性は執事のような紳士服を着こなし、手にはお茶と和菓子の乗ったトレイを持っていた。
 お茶と和菓子を時雨の前に置いた男性にセーフィエルが声をかける。
「セバスチャンは下がっていいわ。時雨さんと二人っきりでお話をするわ」
 セバスチャンと呼ばれた男性は頭を下げて部屋を後にした。それを見た時雨は、この屋敷の使用人はみんなセバスチャンという名前なのかなと思いつつ、出されたようかんをパクリと口の中に放り込んだ。
「おいしいですね」
「あら、それはうれしいわ。そのようかんはわたくしのお手製なのよ」
「ようかんを手作り?」
「ええ、はじめて作ったのだけれど、上手にできてよかったわ」
 セーフィエルは時雨に向けて微笑みを投げかけ、時雨は目を伏せるようにしてお茶をひと口飲んで息を吐いた。
「あのぉ、それでボクは帝都役所に頼まれて――」
「ええ、察しはついているわ。この屋敷を立ち退いて、この場所を元通りにしろというのでしょう? 役所も融通が利かないところだこと」
「ですけれど、無許可は困ります」
 この土地には元々数軒の家が建っていた。そこに一夜にして突如セーフィエルの屋敷が建ったのだ。元々あった住宅はどこに消えたのか、そこに住んでいた人々はどこに行ってしまったのか。
 そこで帝都政府はセーフィエルの屋敷を調査しようとしたのだが、強力なセーフィエルの魔導に惑わされて調査は難航した。そこで時雨が呼ばれたわけだ。
 セーフィエルは微笑み、時雨にある条件を提示してきた。
「わたくしとかくれんぼをしましょう」
「かくれんぼ?」
「そう、かくれんぼ。時雨さんが鬼で、わたくしがこの屋敷のどこかに隠れる。わたくしを見つけ出すことができれば、わたくしはここを立ち退き、元の姿に戻して差し上げます。そうね、タイムリミットは明日の日の出までにしましょう。それでよろしいかしら?」
「えぇ、まぁ……」
 このような問題をかくれんぼという〝ゲーム〟で解決していいのか、と時雨は思ったが、相手がそのような条件を出してきたのだからしかたない。力ずくという選択肢よりはマシかもしれない。
「時雨さんは目を瞑って十数えてくださる? その間に隠れますわ」
「わかりました」
 時雨が目を閉じると3秒もしないうちにセーフィエルの気配が消えた。歩いたようすも、扉を開けたようすも感じられなかった。セーフィエルの気配は忽然とこの部屋から消えてしまったのだ。
 十を数えて時雨が目を開けると、やはりセーフィエルの姿はなかった。
 置時計の針は昼の3時過ぎを指している。夜明けまでは12時間以上はある。
 日の出までの半日という時間をセーフィエルは隠れきるからこそ、その条件を提示したに違いない。だとすると、この勝負は長期戦になりそうだ。
 時雨が廊下に出ると、そこは最初に通った廊下とは違うものになっていた。
 一方通行の廊下は左右にどこまでも続き、終わりなどないように思える。
 床が激しく揺れ、時雨は思わぬことに足をすくわれてしまって転倒した。時雨の倒れた床はぶよぶよとしていてとてもやわらかい。そう、床が揺れたというより、床がやわらかくなり、時雨の足が沈んでしまったのだ。
 時雨はやわらかいウォーターベッドのようになってしまった床に寝転んで天井を仰いだ。その天井には扉があった。
 どこまでも続いていそうな廊下の途中にあるかもしれない扉を探すか、天井にある扉にどうにかして入るか、それとも今さっき出てきた扉に――。
「ないじゃん!」
 時雨は思わず声を荒げてしまった。先ほど出てきた扉がなくなっていたのだ。となると、選択肢は絞られてくる。
 寝転んだまま時雨は手を天井に向けるが、扉に届くはずがない。立ち上がってジャンプしても届きそうもなく、そもそもぶよぶよした廊下は立つことさえ困難だった。
 仕方なく時雨は床の上でごろ寝をしながら、いいアイデアを考え出そうとした。
 心地よい床の感触に時雨は次第に眠たくなってきてしまった。瞼が次第に重くなり、急激な眠気が襲ってくる。
 眠気のせいか幻覚が見えてきたらしい。時雨を挟み込むようにして、廊下の両端からピンクの猿が群れを成して襲ってくる。
 ピンク猿の動きは軽やかで、やわらかい床などものともせずに、奇声をあげながら飛び跳ねてくる。
 時雨は逃げることも考えたが、足が床に掬われるのがオチだろうと思い、逃げずに床の上をゴロゴロしながらピンク猿が来るのを見守った。
 ピンク猿たちは時雨の周りに群がり、奇声を合図に時雨の身体を持ち上げた。
 まるで荷物扱いの時雨は何どもその場で胴上げされ、まるでそれは勢いを付けるためにやっているようだった。
 時雨がもしやと思った時にはすでに、彼の身体は天井高く投げ飛ばされ、天井にあった扉にぶち破って別の部屋に移動していた。
 大きな大きな部屋の中に時雨がぽかんと立っている。大きいと言っても広さだけのことを言っているのではない。家具も柱も電灯も、全てが巨人サイズなのだ。
 大木のようなテーブルの足にもたれかかった時雨はため息を吐き出した。
「ボクが小さくなったか、それとも部屋がデカイのかなぁ」
 どちらにしても時雨がこの部屋に比べて小さいということは変わりなく、遠くに見えるドアノブには手が届きそうもない。
 時雨が重い足取りで部屋を散策していると、壁に時雨がちょうど通れるくらいの穴を見つけた。穴はアーチ型の門の形をしている。しかし、なぜ、こんなところに穴が?
 穴の奥で何かが光った――それも2つ。
「ネズミかっ!」
 穴から飛び出して来たネズミが鋭い前歯で時雨に襲い掛かる。
 ロングコートの裾を大きく振り上げ時雨が華麗に飛ぶ。その手には光り輝く妖刀村雨が握られている。
 魔鳥のごとく時雨は獲物に向かって降下する。
 迸る紅。
 悲鳴をあげるネズミ。
 妖刀をネズミから抜き、一息ついた時雨の耳に鳴き声が聞こえた。チュウチュウという鳴き声は、まさにネズミだった。それも1匹や2匹といった鳴き声には聴こえない。
 壁に空いた穴からネズミが滝のように流れ出てくる。蒼ざめた顔をした時雨は逃げた。
 止まることなく出てくるネズミから、時雨は全速力で逃げた。これほどまでに必死に逃げたのはどこかの女魔導師に追いかけられた寒い冬の日以来だ。
 走る時雨の背中では、灰色の波が今にも時雨を呑み込もうとしている。
 部屋は広いといえど、全てが大きいために隠れる場所もなく、少しずつ部屋が灰色に侵食されていく。
 時雨はテーブルの足をよじ登り、テーブルの上から下を見回した。床はすでに灰色で埋め尽くされ、波打ち蠢いている。
「ここまでは来れないみたい」
 ネズミが上がって来るようすはない。どうやら一難を逃れたようだ。しかし、一難去ってまた一難。チェス盤の上にあった駒が動き出したではないか!?
 チェスの駒はヒト型をしており、動いた駒の数は全部で五体。
 騎士[ナイト]が地面を跳躍し、レイピアによる一撃を時雨に仕掛ける。時雨は素早くそれを躱すが、背後からの打撃を受けて地面に転がった。
 床に転がった時雨に兵士[ポーン]が拳を振り上げ襲い掛かる。妖刀が光を吐き出し兵士の身体を貫いた。
 砕け散る兵士の欠片の先から騎士が襲い掛かって来る。時雨は床を転がりながら一撃を避けると、すぐさま騎士に妖刀を振り下ろした。だが、その前に壁が立ち塞がる。妖刀が弾かれた。
 時雨の前に現れたのは城兵[ルーク]であった。
 雷光が横に走る。僧正[ビショップ]から放たれた雷光をし、時雨は辛うじてそれを避けると妖刀を横に振った。それは城兵に塞がれてしまい、その先には妖艶に笑う女王[クイーン]がいた。
 相手の数が多い。時雨にとってこの戦いは明らかに不利だった。
 騎士の疾風のような攻撃を避け、僧正の呪文を避け、不可思議にいつの間にか真後ろに立っている女王に攻撃をしようとすると城兵にブロックされる。
 跳躍する騎士。時雨は賭けに出た。
 騎士の握るレイピアが時雨に突き刺さる瞬間、時雨は紙一重で避けて騎士の腕を掴むと、そのまま後ろに投げ飛ばした。騎士がテーブルから落ちて灰色の海へと飛び込んだ。もう騎士がどうなったかはわからない。
 時雨は戦略を立てる。今戦っている駒は白だ。だとすると……。
 辺りを見回した時雨は目当てのモノを見つけ出した。物陰に隠れている王[キング]。あれを討ち取ればチェクメイトだ。
 地面を蹴り上げ時雨が宙を舞う。
 妖刀を振り下ろそうとした時雨の前に城兵が立ち塞がる。辺りに硬い音が鳴り響き、時雨の身体が後方に吹き飛ばされる。
「やっぱり無理か……」
 舌打ちをした時雨は狙いを替えて僧正に刃を向けた。
 雷光を紙一重で避けつつ、時雨は僧正に一刀を喰らわす。しかし、また城兵によって塞がれると思いきや、時雨は妖刀を王に向かって槍のように投げつけた。地面を高速で飛ぶ槍が駒を貫く。だが、貫かれたのは王の前に突如として現れた女王だった。
 女王の身体が砕け散り妖刀が地面に落ちる。
 時雨は全速力で走った。後ろからは僧正による雷光が襲い掛かって来るが、時雨は見事なまでにそれを躱し、地面に落ちている妖刀を拾い上げると王に向かって振り下ろした。
 砕け散る王。それとともに滅びる僧正と城兵。
 王が砕け散ったその場には、赤いキノコが落ちていた。
 時雨はキノコを手に持ってまじまじと見つめる。
「この部屋を出るためのアイテムかもしれないけど……」
 あまりの毒々しさに食欲はわかなかった。だが、食べる以外のキノコの使い道とはなんだろうか?
 大分長い時間考えた挙句、結局時雨はキノコを食べることにした。
 恐る恐るパクリとかぶり付くと、以外なことにほっぺたが落ちてしまいそうなくらい美味しいではないか。時雨はすぐに全てをたえらげてしまった。
 キノコを食べても何も起こらない。しばらく待ったが何も起こらない。
「そんな莫迦なぁ」
 食べる以外にどんな使い道があったというのか?
「もしかして、ネズミに食べさせるとか……」
 その選択肢もあったかもしれない。しかし、時雨の選択は間違っていなかった。
 徐々に時雨の身体が膨れ上がっていく。2倍、3倍、4倍……。そして、身体のサイズは部屋ぴったりになった。これでようやくドアノブに手が届く。
 ネズミたちは時雨に恐れを成して巣に戻り、ドアノブに手を掛けた時雨の手が強張る。
「鍵閉まってんじゃん!」
 声を荒げながら時雨はドアノブを乱暴に回したり、押したり引いたりしたが、びくともしない。
「そっちがその気なら、こっちはこの気だ!」
 びしっと剣先をドアに突き付けた時雨は、大きく腕を振り上げてドアに一刀両断しようとした。が、しかし、ドアは妖刀を取り巻く光の粒子を吸い込んでしまった。村雨敗れたり――。
 時雨は柄に付いたボタンを何度も押すが、柄から光の刃が出ることはなかった。妖刀村雨のエネルギーを全てドアに吸収されてしまったのだ。こんなことは前代未聞だった。
「反則だよ。ボクから村雨を取ったら、ただの人なんだぞコンチキショー!」
 時雨は怒りに任せてドアを蹴飛ばした。すると――足が痛いだけだった。
 ここは大人しくドアの鍵を見つけるしかなさそうだ。
 部屋中を隈なく探したが鍵は見つからない。最悪のケースを想定すると、この部屋に鍵がないというケースがある。
 椅子にもたれかかった時雨は部屋を見回す。
 司法は壁に囲まれ、窓はない。あるのは開かずの扉のみ。
「じゃあ、どうやって出ればいいんだよ」
 ――椅子に座ってだいぶ時間が経っただろうか、壁に取り付けてある鳩時計が7回鳴った。時刻は夜の7時。おそらくタイムリミットまで半日を切った。
 焦りを覚えてきた時雨は、もう一度部屋中を隈なく探したが、鍵は見つからなかった。
 時間だけが過ぎていく。
 時雨はあきらめた。自分の力ではここを出ることはできない。椅子に座って何かが起こるのを待つことにした。
 待った。だいぶ待った。嫌になるほど待った。――何も起きない。
 時雨がテーブルに突っ伏していると、ドアをノックする音が聞こえた。すぐさま時雨がドアの方を振り向くと、開かずの扉が開こうとしているではないか!?
 ドアは引くでも押すでもなく、横に開けるでもなく、下から上にシャッターのように開いた。
「うっそ~!」
 口を空けっぱなしになって、時雨の魂は飛んだ。
 ドアを開けて入って来たのジャケットを着た、人間ほどの大きさのウサギだった。ウサギはトレイに飲み物を乗せてやって来た。
 時雨の前に置かれる飲み物。時雨はその中身を覗き込んだ。
 湯気が立つ、透き通った緑色の液体。お茶の芳しい香が時雨の鼻を衝く。
「飲んでいいの?」
 そう時雨が尋ねると、ウサギは大きく頷いてみせた。
「じゃあ、いただきま~す」
 お茶好きの時雨は何度も入念に息で冷ましてから一気に飲み干した。
「このお茶美味しい。でも、少し……なんだか……ううっ」
 時雨は瞼が重くなるのを感じ、次の瞬間には辺りが真っ暗になり椅子から転げ落ちた――。

 時雨が気がついたのはベッドの上だった。
「お気づきですか? 何か飲み物でもお持ちしましょうか?」
 時雨に声をかけて来たのは梟であるセバスチャンだった。
 ふらふらする頭を抱えながら時雨は首を横に振った。
 時雨は置時計に表示されている時刻を見て、再びベッドの上に倒れ込んだ。朝の10時前――だいぶ長い時間気を失っていたらしい。見事にやられた。
 勝負は時雨の負けだった。
 よろよろと立ち上がった時雨はセバスチャンに頭を下げた。
「帰ります。セーフィエルさんにはよろしく言っておいてください」
「正門までお送りいたします」
「いいです別に。じゃあ」
 軽く手を上げた時雨は部屋を後にした。
 時雨の立ち去った部屋の中からは女性の笑い声が聴こえて来た。
「また、遊びましょうね」

 魔女の屋敷 完


 †あとがく†

 今回の時間軸は前回の『機械仕掛けのメイド』よりも前になります。
 このお話の日の深夜、アリスがこの屋敷を訪ねます。

 てゆーか、セーフィエルがまた登場。でも実はセーフィエルって、あんまりたくさん出てない。
 毎回ちょこっと出てくるだけで、セーフィエルメインの話はないでよね。ってことで次回はセーフィエルのお話……なんてことはなくて、とりあえずセーフィエルから離れた話をしたいと思います。
 う~ん、神威神社の神主である命さんのお話とかね。『魔剣士』のその後のお話とかです。
 あと、蜿も出してあげないと可哀想だし、雪兎という人物の話もしてあげたい。ということで、時雨の出番は少なくなりますね。
 はい、そんなわけでして、次回作をこうご期待……>>>S.STELLAでした。


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