あとがき
 みなさん、こんばんわぁ~っ!!
 前回の第2部でもいたしました、『あとがく』です。

 まず、注意書きとして、このあとがきは〝ネタバレ〟をしまくりますので、本編をお読みになってからこちらを読んでください。

 今回の第2部は全12話となりました。前回は7話だったので、約1.7倍のボリュームでございます。ですが、長さは約1.5倍です。
 そして、今回のハルカは後半からヤケです。

 え~と、第2部では展開をガラッと変えるために、いきなり大きなアクシデントを起こしてみました。と、いうか、前回の第1部から引きずっていましたけどね。
 今回、ハルカが初っ端から黒猫になりました!
 ……大魔王になるというコンセプトはどこ吹く風ですね(笑)
 ハルカが猫になったことにより、第1部でカーシャが『何』を生き返らそうとしていたかも分かりましたね。

 第3話では魔導学院という施設が出てきましたが、そこで出てきた教師の名前についてですが、まず、ファウストは有名な魔術師の名前からもらいました。パラケルススも同じです。
 お話に出てくる魔導士たちは皆さん『ライラ』と呼ばれる高等魔法を使っていますが、本当は使える人って少ないんですよ。登場人物たちが皆、優秀な魔導士たちなんです。
 そもそも、クラウス魔導学院はアステア王国――いや、世界1と言ってもいいほどの名門校なんです。
 ルーファスはその名門校に滑り込みで入学したわけです。そもそもルーファスは作中でも言われていましたが『魔導の才能だけなら、ローゼンクロイツに次ぐ実力者』ですから。
 実はルーファスの家系や出生についていろいろ話があるのですが、今回はノータッチだったの裏設定って感じになってしまいましたね。でも、機会さえあれば『魔導士ルーファス』でやりたい題材です。

 新キャラのクリスチャン・ローゼンクロイツ君ですが、この名前も有名な魔術からもらいました。
 そして、なぜ、ローゼンクロイツの容姿を女性にしたかと言いますと、ズバリ言うと『勘違い』です。
 最初、クリスチャン・ローゼンクロイツという名前を聞いた時、ローゼンクロイツというのは『薔薇十字』という意味なので、てっきり女性かと思ったんです。
 で、あんなキャラになったわけです。初期設定では美しいお姐さまだったんですよねぇ~(笑)。
 そして、気づけば電波キャラ……。
 あと、薔薇十字団というのは、そのローゼンクロイツ(本家)が本当に作った秘密結社でして、詳細についてはネットか何かで調べてください。

 えっと、それで話が進んでいって、ローゼンクロイツの部下(?)の三人娘について。
 アイン・ツヴァイ・ドライはドイツ語で1・2・3の意味です。つまり数字。
 ステラはキャラの名前に数字を結構使っていて、特によく使うのがドイツ語の数字ですね。
 ドイツ語の数字ってあまり知られていないから名前っぽく聞こえるでしょ?
 これが、ワン・トゥ・スリーとかだったら、明らかに英語ってわかりますからね。
 あ、そうだ。話はだいぶ変わるのですが、『エデン』の『魔剣士』で出てきたフィーアと言うキャラもドイツ数字ですね。
 あのキャラはワルキューレ(戦乙女)と言う部署(ワルキューレという名前は神話から抜粋)に所属していて、本当は9人のワルキューレには名前があるのですが(本家では)、ボクの作品ではワルキューレというのがドイツ名ということで、9人のワルキューレにドイツ数字を割り振って見ました。
 アイン・ツヴァイ・ドライ・フィーア・フィンフ・ゼクス・ズィーペン・ノイン・(ツェーン)と言ったのがドイツ数字です。
 ワルキューレの正式人数は九人ですがボクの作品ではナンバー10の『ツェーン』が存在しています。って、この場でエデンのネタを出してどうするんだ?

 ハルカの主要キャラはハルカ・ルーファス・カーシャですが、今回、カーシャが敵に回りますよね。
 それから、カーシャの過去が少し垣間見れたと思います。が、本筋とは話がズレるのでカットしてあります。必要最低限だけを公開して、後は機会があれば『魔導士ルーファス』。もしくは『魔女王カーシャちゃん(仮)』でやります。
 そのカーシャが今回敵に回ることにより、アクシデントが起こりまくりですね。ですが、もともと全ての影にカーシャありって感じでしたよね。
 これって本編で触れたか覚えてないのですが、ローゼンクロイツが秘密結社を作るきっかけとなった話名ですが。
 ローゼンクロイツいわく、
「ボクは魔導の研究をしているうちにある預言書を見つけた……ある意味偶然(ふっ)。その預言書には、今日の日付とある場所が書かれていて、その場所に全てのモノたちの魂を解放する救世主が現れ、ボクがその救世主に出逢うことが書かれていた。その救世主は人間の言葉をしゃべる黒猫。それを読んだボクは秘密結社薔薇十字団を創設して、教祖となりこの日が来るのを待ちわびた……(ふあふあ)。つまり、ハルカ、君が救世主ってことだよ(ふあ)」
 と本編で言っていますが、この助言書を書いたのはカーシャという設定があったのですが本編で言いました?
 でも、カーシャは預言者ではないですよ。これには深い事情がありまして、一言で言うと『デタラメ』です。
 カーシャがデタラメに書いた文章をローゼンクロイツがいいように解釈しただけのことで、たまたまハルカはあの場所に現れたんです。

 そして、その結果が世界を巻き込む大騒動。

 嵐の女カーシャ!!

 で、ラスト繋がるわけですが、第1部に続いて『何だ、このオチは!!』とお怒りになる方もいらっしゃると思いますが、ステラ的には完結です。
 今のところは続きを書くつもりありませんし、続きを書くとしても第3部からは装いも新たに出発ですね。
 だって、ハルカは現代に還ってるわけですし。
 そのハルカは現代に還っているわけですが、ズバリ言いますと、

 もし、あの出来事が現実だったならは、そのことはハルカの〝身体〟が身に沁みて覚えていることだろう。

 という本編からの抜粋文章の通り、身体が覚えている=まだ黒猫であるってことです。
 ……というわけで第3部のフィールドはハルカの世界です。
 前々から言っていますが、ハルカの世界はツイン’ズ(以下T’S)などの世界と共有です。つまり、3部ではマッドサイエンティスト玉藻妖狐やダブルナオキ、そして見上宙(電波)が登場する予感。
 そして!! ルーファスやカーシャなどのキャラは3部ではどうなるのか?
 えっと、ハルカが元の世界に戻る条件は世界征服でしたが、2部のラストでは強制的に自分の世界に退去させられたわけで、なぜ元の世界に戻れたかというと、第1部でカーシャがハルカが元の世界に戻れる方法の仮説としていろいろ言ったわけですが、ハルカは巨大なエネルギー(魔導砲)によって元の世界に還ったんです。まぁ、その過程には細かいことがいろいろあるのですが。
 つまり、簡単に言うとハルカ3部では、ハルカ・ルーファス・ローゼンクロイツ・エルザ元帥・クラウス国王・アグリッパが登場します。ただし、ローゼンクロイツは追って来てです。
 ようするに、あの場にいた5名(ハルカを含む)はハルカのエネルギーで強制的に連れて来られたわけです。そして、ローゼンクロイツは別の場所にいたのでハルカには巻き込まれてませんが、3部で登場予定――しかも、アイドル役で(笑)。
 あ、そうだ。アグリッパという名前も有名な魔導士からもらいました。

 こんなかんじであとがくはよろしいでしょうか?
 質問や疑問についてはBBSで受け付けますので、どしどし質問をどうぞですv

 2003/02/23・・・・>>>S.STELLAでした。

 おわり


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