鬼塚美花(オニヅカ ミハナ 女 齢7)
本家に産まれた双子の妹。
呪いによって通常の二倍で躰と知能が老いていく。
姉と違い控えめで、おとなしい性格をしている。
生まれてすぐに親元から離され、外の世界で育ったのち、七歳になったときに屋敷にやって来た。
「双生児」の主役。
鬼塚美咲(オニヅカ ミサキ 女 齢7)
本家に産まれた双子の姉。
呪いによって通常の二倍で躰と知能が老いていく。
感情に闇が渦巻いており、妹を見下している節がある。
同じ双子でありながら、外の世界で育った美花とは性格に多くの差がある。
鬼塚静枝(オニヅカ シズエ 女 年齢不詳)
双子の姉妹を産んだ未婚の母。
この母にも双子の妹がいたらしいが、多くを語ることはしない。
住み込みの医師である慶子と仲が良い。
慶子とともに、なにやら妖しげな儀式に耽っている。
「紅い世界」の主役。
土田瑤子(ツチダ ヨウコ 女 年齢不詳)
おそらく十五歳前後だと思われるが、本人は記憶喪失であるために実際の年齢は不明。
いつの間にか屋敷にいて、そのまま屋敷で奉公をしている。
屋敷で起こる怪異にも自然と順応する特異性を秘めている。
明るい性格だが、その性格はこの屋敷では異端。
謎の少女るりあの面倒を積極的に看たり、外からやって来た美花と仲が良い。
「土蜘蛛」の主役。
立川克也(タチカワ カツヤ 男 齢27)
屋敷に忍び込んだ謎の男。
自称ルポライターだが、それが本当なのかはわからない。
何かを探りに屋敷に侵入したはいいが、謎の力によって外に出られなくなってしまった。
屋敷で多くの奇怪なことに遭遇しながら、住人たちに見つからないように屋根裏の隠し部屋に棲んでいる。
「そこに棲むものたち」の主役。
るりあ(ルリア 女 年齢不詳)
屋敷に迷い込んだ謎の少女。
頭に角を生やし、瞳は金色に輝く。
屋敷の者を嫌っているのか、口を聞くことは少ない。
見えない何かが見えているらしく、それから逃げるために屋敷中を駆け回っている。
「異界の少女」の主役。
菊乃(キクノ 女 年齢不詳)
屋敷に仕える使用人のひとり。
誰よりもこの屋敷のことを熟知しているが、多くを自ら語ることはない。
静枝が産まれたときにはすでにいたらしいが、その見た目は少女にしか見えない。
「黙して語らず」の主役。
武内慶子(タケウチ ケイコ 女 齢29)
外からやって来た医師。
自ら屋敷に来たらしく、今の生活に不自由はないらしい。
静枝と仲が良く、なにやら二人で秘め事があるらしい。
美花と美咲の家庭教師をしている。
鬼塚静香(オニヅカ シズカ 女 享年7)
静枝の妹。
美花、美咲姉妹と同じように、老化の呪いにかかっていた。
そして、やはり双子の姉妹は同じ運命を……。