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第2話_after |
「センパイ本当に似合ってます!」 と、笑顔で声を上げたのは後輩のアキ。 その瞳に映っているのはお姫様ドレスを着たセンパイになった和清だった。 「アキちゃんに言われると嬉しいな」 演劇部に入部から1学年上がった和清は、2年生になって可愛い後輩部員もできていた。 次の舞台で、なんと和清は〝ヒロイン〟に抜擢された。 そして、センパイの優輝は主役の王子様。 オトコの子はオンナの子に、オンナの子はオトコの子の役を。部長の優輝が提案したことだった。 和清をヒロインに推薦したのも優輝だ。 次の舞台は優輝のやりたいように進んでいた。 しかし――。 楽しそうに会話をする和清とアキを見る優輝は、口の端をきつく縛り、つまらなそうな顔をしている。 優輝は壁の時計を見上げた。 4時半を回ったところ。 「今日の練習はここまでにします」 きつめの口調で優輝が言った。 驚いた顔をする和清。 「まだちょっと早いんじゃ?」 それに追随するアキ。 「そうですよ部長」 優輝は笑顔をアキに向けた。しかし、目が笑っていない。 「みんなには悪いけど、わたしちょっとこれから大事な用事があるから、帰らなくてはいけないの。〝主役〟のわたしがいないと練習にならないと思うし、顧問の先生が今日はいらっしゃらないので、部長である責任者のわたしまでいない状態で部室を使わせることはできないの。ここのカギを預かって管理しているのはわたしだから」 絶対に今日の練習はここまで。強い主張が口調から感じられた。 が、その空気をまったく読んでいないのか、タンポポのような笑顔でアキが意見する。 「副部長がいるんだからだいじょーぶですよ。副部長のシーンいっぱいあるし、部室のカギだって副部長なら信頼して預けられますよ。ねっ、センパイ?」 と、顔を向けられた副部長の和清。 自分に向けられた視線に和清は戸惑った。 片や笑顔のアキ。 片や睨む優輝。 「た、たまには早く練習終わるのもいいんじゃない?」 冷や汗を垂らしながら和清は声を絞り出した。 これを聞いた優輝はご満悦そうに微笑んだ。 「片付けと着替え済ませたら、早く部室出てね」 優輝は帰宅を促した。 だが、和清に対しては――。 「カズ君ちょっとこっち来てくれる。みんなは先帰ってていいから」 有無を言わず和清は優輝の命令に従った。 廊下に出た優輝は和清に背を向けて、無言で先を歩いて行ってしまう。 練習中や舞台ではいいが、女装をしたまま校内をうろつくことに、和清は少しばかりの抵抗があった。 廊下でだれかにすれ違ったらと考えると、和清は顔を少し紅くした。 だが幸い、優輝はひと気のないあまり使われない廊下を進み、校舎の端にある階段までやって来た。 そして、優輝はあざ笑いながら振り返った。 「スカート上げてみようかァ、カズ君?」 センパイの命令。 恥ずかしそうに顔を背けながら、和清はスカートをゆっくりと捲し上げた。 ノーパンだった。 和清はスカートの下になにも着ていなかったのだ。ずっと、練習中ずっと。 しかも、露わになった肉棒は硬く反って上を向いていた。 「変態さんだねェ、カズ君は。いつから大きくなってたのかなァ?」 「廊下を歩いてる途中で……」 「もう一度ウソついたらおしおきだからね?」 「ウソなんか……」 「アキと楽しそうに話してたの、ずぅ~っと見てたんだよ。ずぅ~っと、ずぅ~っとカズ君の大切なところ」 唾を飲み込んだ和清は、怯えた表情で後退り、震える唇を開いた。 「ごめんなさい、あのときからちょっと勃起してました」 「そうだよねェ。脚組んだり、股間に腕を乗せたり、落ち着かない様子だったもんね」 「でもそれはアキちゃんが……」 「あの子、カズ君と話すとき妙に近いよね。腕とかよく当たってるし、たまに胸を当ててきてるでしょ」 「当ててきてるって、わざとみたいな言い方」 「だったらカズ君のほうから当ててるのかなァ?」 「違うよ!」 和清の肉棒がビクビクと上下に揺れた。 否定はしたが、完全に否定はできなかった。 腕や胸が当たってきたとき、和清は自らは離れようとしなかった。まさかそこまで優輝に見られていたのか!? 和清は恐怖した。 そして、さらに硬く勃起させてしまった。 肉棒を見下す優輝が笑う。 「おしおきしてあげようね」 「本当のこと言ったじゃないか!」 「だからなに?」 ――だからなに? 有無を言わせない理不尽な言葉だった。どんな反論や言い訳をしようと、相手にされない言葉。すべてはその一言で終わらせてしまう。 なにか言いたげな和清の顔を下から舐めるように優輝が覗き込んだ。 「だ~か~ら~なァに?」 「……ごめんなさい」 「謝ってもおしおきだよ。だってカズ君が望んでるんだもんね、おしおき」 我慢汁が止まらない。 ヌラヌラと溢れ出る我慢汁は、糸を引きながら廊下に垂れてしまっている。まるで犬の涎れだ。 上履きを脱いだ優輝が白いタイツを穿いた足を上げて前へ突き出した。 「カズ君いっぱいちんぽ汁垂れちゃったね。仕方ないから拭かせてあげる」 タイツで。 拭いてあげるのではなく、拭かせてあげる。 両手でスカートを捲っている和清は、手を使わずに腰を突き出して亀頭を布地に擦り合わせた。 ぎこちない腰使い。 鼻息を漏らしながら、亀頭が擦れる度に躰を振るわせ、腰が引かれてしまう。 拭いても拭いても垂れてきてしまってキリがない。 「カズ君のせいでタイツぐちょぐちょだよ。汚いから綺麗にして」 優輝はつま先を突き出した。 廊下に膝を付いた和清は自分の汁を吸いこんだタイツに舌を伸ばした。 「舌を絡めていっぱい自分のちんぽ汁吸って綺麗にするんだよ」 「ふぁふぁっふぇまふ(わかってます)」 靴下を口に含みながら、和清は上目遣いで答えた。 和清の瞳に映る白い脚の先。 王子の衣装はまるでスカートのようになっており、足を上げた状態でこちらが屈めば奥までよく見える。 石膏の彫刻のように逞しいモノが隆々とタイツに浮き上がっている。 和清は涎れで優輝の足をグチョグチョに濡らした。 はじめて見たときに恐怖した。 今でもそれに畏怖してしまう。 優輝のシンボル。 いくら王子の格好をしようとも、優輝は男子の目を釘付けにする〝女神〟にしかなり得ない。 なのに、ただ一箇所そこには不釣り合いな……。 「カズ君のおしおきはこれからだよ。今日はお尻にいっぱいおしおきしてあげる」 「こんなところで……ひとが来たら……」 「今さらァ?」 カギも扉もないこんな場所で、だれかが来たら破滅的だ。 しかし、今さら遅い。 もう止められない。 「ドレス汚したら、わかってるよねカズ君?」 「……はい」 和清は立ったまま躰をくの字に曲げて、スカートを胸の辺りまで捲って尻を突き出した。 背後に立つ優輝。 硬いモノが和清の尻の割れ目をなぞった。 ゾクゾクと躰を振るわせる和清。 パチン! 「うっ」 ケツを引っぱたかれ、和清は小さく呻いた。 大量の唾液で濡らした指で優輝は和清のケツ穴を弄った。 ひくつくケツ穴。力は抜けている。中指の第一関節まで入った。 ズブズブ。 さらに第2関節、さらに根本まですっぽりと、和清のケツ穴は優輝の中指を呑み込んだ。 ぬぽっ。 ケツ穴から指が抜かれ、代わりにもっと太いモノが宛がわれた。 ズボボボボボッ! 「うはっ!」 声を上げながら仰け反る和清。 直腸を逆流してくる。 太くて硬いモノが躰を突き刺した。 まるでそれは躰を貫いたように、和清の肉棒は張り詰めて鉄のように硬くなり、槍と化した。 ガクガクと足を震わせた和清は堪らず、片手を壁についた。 何度も何度も膝が折れそうになる。立っているのも限界だったが、直腸の硬い支えは膝を付くことを許さない。 優輝はしなやかの手を伸ばし、亀頭を手の腹で包み込むように握った。 唾液で濡れた手が亀頭をグリグリと刺激する。 まぶたを痙攣させる和清。 「センパイ……セン……もう……ひぃぃぃ」 歯を噛みしめて和清は白目を剥いた。 射精したいのに射精できない。 亀頭だけではなく竿も弄って欲しい。 簡単に和清の願いを叶えてくれる優輝ではない。 「お口からいっぱい涎れ垂れてるよォ。カズ君のおちんちんが涎れでベトベト」 垂れてくる涎れを手で掬いながら、優輝はそれをさらに亀頭に練り込む。 カシャ! 小さなシャッター音!? 驚いた優輝が振り返り様に――カシャ! ケータイを構えるアキの姿。 ズルズルと硬いモノをケツ穴から抜きながら、そのまま和清はぐったりと廊下に倒れた。 アキは春のような笑みを浮かべた。 「みんなには黙っててあげますから、王子様役はもらいます」 「なっ!」 優輝は言葉に詰まった。 「お姫様は王子様のモノですから、もう勝手にヒトのモノに手出さないでさいね」 そう言いながらアキは和清に近づき、まだ硬く反り返っている肉棒を握って擦りはじめた。 敏感になっている肉棒を刺激され、すぐにも限界に達しそうだった。 しかし、ここで優輝が声を上げた! 「イッたら一生カズ君のケツマンコにぶち込んであげないんだから!!」 ドビュブブブドビュッ! 跳ね上がる肉棒から噴き出した白濁液が和清のドレスを穢す。 アキは笑顔を彩る白濁液を舌で舐め取りながら、膝を付いてうなだれる優輝に向けた。 「部長〝みたいなの〟じゃ、カズセンパイは満足できないんですよ。だってカズセンパイが欲しいのはコレなんだから」 パンツを脱いだ晶(あきら)はスカートを捲り上げた。 そこに露わになったモノを和清は物欲しそうな瞳で見つめたのだった。 あふたー おしまい |
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