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第6話_Lunch |
授業が終わり一斉に廊下がざわめき立つ。 昼休みの喧噪を掻き分けて、和清は購買部に向かっていた。 「なに食べようかな」 頭の中に食べ物を思い浮かべながら歩いていると、後ろから急に抱きつかれた。 「カズセンパイ!」 「わっ、アキちゃん!? みんな見てるんだからやめてよ!」 アキの小柄な体を振り払って和清は額の汗を拭いた。 「あたしとセンパイが付き合ってるって、みんなウワサしてますから平気ですよっ♪」 「それぜんぜん平気じゃないよ」 「どーしてですかぁ~?」 「だってさ、ほら……」 和清は辺りを見回して、急に体をぶるぶると震わせた。一瞬、死んで蘇生したような感覚に 襲われたのだ。 周りは日常の喧噪だが、なにかがそこに潜んでいると和清は感じた。 アキはそんなことにはお構いないようで、和清の腕に自分の腕を回した。 「今日はカズセンパイのためにお弁当つくってきたんですよ。ねっ、部室で食べましょっ」 このまま強引に和清は部室まで引きずられてしまった。 部室の鍵はこんなときのために、和清と部長の優輝が持ち歩いている。さっそく和清が部室の鍵を開けて部屋の中に入った。 部員の少ない演劇部は、普通の空き教室を普段の練習場にしていて、立ち稽古用の練習スペースと、机を向かう合うようにいくつか並べてあるスペースに分れている。 二人は椅子に腰掛け、さっそくアキがランチクロスに包まれたお弁当箱を差し出した。 「手作りって言ってもサンドウィッチと冷凍食品の詰め合わせなんです。けど、一生懸命つくったので、美味しく食べてくださいね」 「うん、ありがとう」 と言いながらも、あんまり嬉しそうじゃない。 お弁当箱を開けると、聞いた通りにサンドウィッチが入っていた。タマゴとハムと葉物のシンプルなものだ。 「いただきまーす」 和清はパクりと一口。 そのようすをアキは笑顔で、うずうずするように見つめている。 数回噛んだところで、急に和清は動きを止めて嫌そうな顔をした。 アキは笑顔で尋ねる。 「カズセンパイの大好きなモノ隠し味で入れておきました」 「……うぇっ」 「もしかして……美味しくないですか……ぐすん」 大きな瞳に涙を溜めて今にも泣きそうな顔をするアキ。 崖から飛び降りる覚悟で和清はペットボトルを飲み干して、いっきに口の中にあるモノを胃の奥まで流し込んだ。 「ぶはぁっ……サンドウィッチになに入れたの!?」 「マヨネーズとザーメンをあえてみました」 「それ食べ物じゃないから!」 「ええ~っ、いつも美味しく食べてるじゃないですかぁ~」 「それとこれは……」 顔を真っ赤にして和清は言葉を詰まらせた。 そのときだった! 部室のドアが激しく開けられた。 「わたしのカズ君に勝手に餌付けしないでくれる!」 「あばばばばば」 優輝の登場に和清はパニックに陥った。いつもどおりの展開だ。 アキの手作り弁当を奪った優輝は、窓を開けて中身を外に放り捨てた。 ショックと怒りの声をあげるアキ。 「なんてことするんですか!」 「ごめんなさい、生ゴミかと思ったの」 「あたしの手料理を生ゴミ扱いするなんて、そういう部長はあたしより料理がうまいっていうんですか、どうなんですかっ!」 「料理くらいわたしだって……いつも美味しく食べてるわ」 「もしかして料理できないんですか、ぷぷっ」 「食べる専門でなにが悪いの? 食べられる方も美味しく食べられるなら本望でしょう、カズ君!」 と、いきなり顔を向けられた。 いつも優輝に食べられているカズは、体を脊髄反射的に火照らせながらも、言葉には詰まってしまった。 「今はその話じゃなくて、普通の料理の話を……」 「カズ君もわたしが料理できないからバカにしてるの? わかったわ、料理勝負で決着をつけましょう。どっちがカズ君に美味しいザーメンを食べさせられるか勝負よ!」 「…………」 言葉を失って唖然とする和清。 だが、アキは受けて立った。 「その勝負乗った!」 アキはさっそくパンツを脱ぎ捨てて、スカートを内側から棒で持ち上げた。 すでに臨戦態勢に入ったアキに対抗して、優輝もパンツを脱ぎ捨てた。ビクビクとスカートを内側から押し上げる。すでに布にじゅわっと染みている。 「わたしが料理を振る舞うなんて滅多にないんだからね、しっかり味わいなさいよ!」 「美味しく食べちゃってくださいね、カズセンパイ♪」 膝立ちにさせられた和清の目の前で、太くて大きいモノが誘うように跳ねている。 すっぱい食べ物を見たときのように、自然と和清の口腔に涎れがあふれてきた。 優輝とアキが睨み合っている。すでに第1ラウンド戦いははじまっている。 和清は二人の顔を見てから、両手で同時に2本を掴んだ。ここまで優輝とアキは互角である。 2本を見比べると、大きさではアキのモノが勝っている。けれど、その形と反り具合では優輝のモノが実用的だ。 自分を睨む優輝に気づいて、怖くなった和清はモノをしゃぶった。優輝のモノだ。 鼻を鳴らして笑う優輝。 「ふふん、やっぱりカズ君はわたしのほうが好きなのね」 「なに言っちゃってるんですか、カズセンパイは好きな物は最後に食べるタイプなんですぅ!」 「どうなのカズ君?」 答え辛すぎる。 和清は優輝とアキのモノを交互にしゃぶった。 「んぐ……好きな物は……交互に食べるタイプです」 いや、本当は最後に食べるタイプだった。だからと言って、優輝のモノがどうとか、アキのモノがどうとかというわけではない。アキは先にしゃぶらなくても許しくれそうだが、優輝には殺されそうだったので、そうしたまでの話だ。 優輝のモノを咥えて唇でカリ責めをしながら、アキのモノはたっぷりついた唾液ジェルで手コキをする。 じゅぷ……じゅぷ…… 口や手の中から卑猥な粘液の音がする。 小指から人差し指まで、並んだ段差でアキのモノが刺激される。 「んあっ、シコシコ激しい! カズセンパイの指がカリにいっぱい当たって気持ちいいですぅ!」 手の中でアキのモノがビクビクと震えながら収縮を繰り返している。 している側の和清のようすもおかしい。手のひらをくすぐられるような感覚。こそばゆさが気持ちいい。下半身はビンビンになっていた。 耐えられなくなった和清はズボンのチャックを開けて、中からカチカチの肉棒を取り出して握り締めた。その握った片手は、今まで優輝のモノを支えていたものだ。 冷笑で優輝は和清を見下す。 「カズく~ん、だれが自分のしごいていいって言ったかなァ?」 優輝は和清の髪の毛を鷲掴みにして、頭をグッと自分の下腹部に押しつけた。 「ンガッ」 のどの奥から呻く和清。 優輝のモノがのどちんことキスをした。 口腔の粘膜に優輝のモノが触れ、ざわざわと和清の肌が粟立つ。とくに二の腕と太腿はすごい鳥肌だ。 優輝は上履きを脱ぎ、その足で和清の肉棒を踏んだ。 「ぶふンっ」 大きなモノを咥えている和清の唇の端から、涎れが霧のように噴き出した。 肉棒を自分の下腹部にグリグリと押しつけられながら、紺色の靴下で擦られている。先端からビュッビュッ先走り汁が我慢できない。 「カズ君お口がお留守になってるよォ」 優輝は和清の髪を手綱のように引っ張った。 涙を浮かべながら和清はのどの深いところでご奉仕をする。目をつむって、鼻から熱い喘ぎを漏らす。 「んぐっ……んん……んっ……」 咥えているのは和清のほうなのに、その主従関係を背景に喰らわれているように見えてしまう。 少しアキは不満そうに頬を丸くした。 「部長ばっかりズルイですよぉ。こっちもちゃんと舐めて味わってください」 言った矢先にギロっと優輝が睨んできたが、アキは屈せずに言葉で返した。 「勝負なんですから、公正さが大事だと思いま~す。それともハンデなしじゃあたしに勝てないんですかぁ?」 アキもプライドの高い優輝の扱いを心得ている。 和清の口がコルク栓を抜いたような音を立て、優輝のモノが奥から引き抜かれた。 「ハンデをあげてもわたしが勝つに決まってるでしょう?」 「じゃあカズセンパイの口はもらっちゃいますねぇ」 和清の下唇にアキのモノの先端が乗せられた。差し込むまでもなく、和清から食らいついた。 「んぼっ、んぼっ!」 口をすぼめて、カリ首を中心に舐める。 膝を振るわせてアキが背中を仰け反らせた。 「あたしの弱いところばっかり……イジワルですよぉ。大好きですカズセンパぁイ」 アキはうっとりしながら、和清の髪の毛を愛でるように撫でた。 激しいのもいいが、優しくされるのもゾクゾクする。和清は髪の毛を撫でられながら、手に汗を握ってイキそうなのを耐えた。 ビュッ。 少し濁った先走り汁が勢いよくちょっとだけ飛び出してしまった。だが、そのままイカずに和清は尿道を締めて我慢した。先にイッしまったら、優輝になにをされるかわからない。自分がイクためには優輝をイカさせなくてはならない。 和清は優輝とアキのモノを同時に握って、激しくシゴキはじめた。さらに2本同時舐めだ。そのためには2本を近づけなくてはならない。 「カズ君なにをするの!?」 驚いて優輝は一歩後ろに下がろうとしたが、モノの握られていては身動きができない。 「あぅ!」 小さく呻いた優輝。 続いてアキも声を熱っぽいあげる。 「やン……おちんちんキス」 ふたりの先っぽが和清によってキスさせられ、グリグリとかき混ぜるように刺激される。 優輝はかかとを上げた。 「この子とキスなんて……勝手にこんなことして……ああン……許さないんだから……ハァハァ」 呼吸を乱して頬を真っ赤にしている優輝。うとましく思っている後輩とあそこでキスをさせられるなんて、本来ならば屈辱なのに……今は感じてしまう! 「ああっ……気持ちいいカズ君……許さないんだから!」 和清によってハーモニカを拭くように、右へ左へふたりのモノがベトベトに舐められる。その潤滑剤でさらに、先っぽをキスさせられてグリグリとされるのだ。 アキの和清の髪を撫でる手に力が入る。自然と髪の毛をぐしゃぐしゃにかき混ぜてしまう。 「イイッ……これクセになっちゃいそうです……もしかしたら、料理上手はカズセンパイなのかも……ああぅ!」 ふたりが和清に料理されている? 全身をガクガクと震わせるふたりは、いつの間にか互いを抱き合って支えていた。 アキのお尻がキュッと締まった。 「イッちゃいます!」 ビュッ、ズビュビュビュビュビュビュブブブッ! 噴き出した白濁液は優輝のモノを勢いよく攻撃した。 優輝が逃げ出しそうなほど体を悶えさせた。 「やだっ……尿道が刺激されてる……まさかこの子のザーメンがわたしの中に……やっ……やめて……ああっ、イッちゃうっ!」 ドリュリュリュリュルルルルルルルルルルルッ! ふたりの白濁液がたっぷりと吐き出される。 和清はふたりの先っぽを口に向けて、たっぷりと料理をいただいた。 開かれた口腔に溜まったどろりとした白濁液。 和清は舌を丸めて一気に呑み込んだ。 ゴクンと揺れたのど仏。 唇の端についていた残り汁も舌で舐め取った。 恍惚とした表情が美味であったと伝えているが、これは優輝いわく料理対決である。 「で、カズ君。どっちの料理が美味しかったの?」 「……え?」 どっちと言われても、和清は困ってしまった。 「混ざっちゃったから……どっちとも……」 この勝負無効! キーンコーンカーンコーン♪ 午後の授業がはじまる。 和清は部室を飛びだそうとした。 「授業遅れちゃうから行くよ!」 逃げた。 残されたふたりは顔を見合わせて、お互いの制服を見たあと床も見た。 料理は片付けが大変だ。 翌日の昼休み。 部室に引きずられてやってきた和清。机に着かされると、お弁当箱が差し出された。 目の前には邪悪な笑みを浮かべている優輝。 「早起きしてつくったんだから残さず食べてね」 のり弁に卵焼きに、野菜とからあげ。ちゃんとしたお弁当だった。 「これ本当にセンパイが……?」 「……ちょっとだけママに手伝ってもらったけど、ちょっとだけだからね、ちょっとだけ!」 何度も強調するところが怪しい。 「じゃあ、いただきます」 箸を持って和清はおかずから手をつけようとした。が、なかなか手をつけられない。瞬きもしないくらいじっと見られプレッシャーをかけられている。 美味しそうに食べないと殺される。 けど、こんなプレッシャーをかけられて、美味しそうな顔ができるだろうか? バンッ! 急に部室のドアが開いてアキが飛び込んできた。 「ああっ、早く……出る、出ちゃう!」 ドビュビュビュビュビュ! スカートの中から飛び出したアキのモノが白濁液を噴き出した。 唖然とする和清と優輝。 お弁当にたっぷりとかかった青臭いドレッシング。 ニッコリ笑顔のアキ。 「味付けがイマイチかと思って」 きのう手作り弁当を捨てられた復讐だった。 凍りついていた優輝がレンジでチンされたように解凍された。 「このブタ女ッ、あとで屠ってやる!」 急に優輝もパンツを膝までズリ下げて、自らのモノを超高速でシコりはじめた。 「ッ……こうなったら……わたしのも……イクぅン!」 ドボボボボボボドビュッ! 噴き出した濃厚ホワイトソースがお弁当にぶち撒かれた。 「残したらわかってるよねカズ君?」 「どうぞ召し上げれカズセンパイ♪」 悲惨なお弁当を前にして和清は真っ青な顔をした。 食べ終わらなければ昼休みが終わらない。 らんち おしまい |
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