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第10話_Cold |
下校途中の和清とアキ。 「カズセンパイ今日もヒマですよね?」 話しかけるアキの言葉が届いていないのか、和清はケータイと睨み合っている。 「う~ん、センパイ今日も休みだったなぁ。ケータイ通じないし、心配――」 「することないですよ! 鬼の居ぬ間に今日もあ~んなことや、あぁンなことしましょうよっ!」 ここ数日、優輝は部活に顔を出さず、どうやら学園も休んでいるらしい。 急に和清が走り出した。 「やっぱり心配だから行ってくる!」 「えっ、行くって?」 アキが尋ねたときには、すでに和清は横断歩道を渡りきっていた。 すぐにアキも追いかけようとしたが――。 「きゃっ!」 目の前を通り過ぎる車。信号は青から赤に変わっていたのだ。 どんどん小さくなっていく和清の姿。そして、やがて見失ってしまった。 「もぉっ! あたしを置いて部長に会いに行くなんて!」 口では怒りながらも、表情は寂しそうだった。 優輝が住んでいるマンションのエントランス。防犯のために関係者以外自由に出入りができない。エントランスからインターフォンで優輝の部屋を呼び出すことにした。 スピーカーから声が聞こえる。 《どなた?》 「あっ、センパイ! 和清です。ここのところ顔を見てないので心配になって来ちゃいました」 《風邪にかかっちゃって》 たしかに少し鼻声のようだ。 「大丈夫ですか!」 《ダメみたい。だれも看病してくれるひとがいなくて……》 「行きます! すぐに行きます!」 そんなことで和清は優輝の部屋まで急いだ。 そして、部屋のドアを開けて和清を出迎えたのは――。 「ママさん?」 首を傾げた和清。 だれも看病してくれるひとがいないハズでは? 「さあ、入って入って……げほっ、げほっ」 咳き込んだ優輝ママ――望実の顔は火照って紅い。 ネグリジェ姿だったために、和清は目線を外しながら尋ねる。 「ママさんも風邪ですか?」 「風邪なんてここ数年かかってなかったのに、急に寒い日が続いたでしょう?」 まだ秋だというのに真冬の寒さ。ついこないだまで真夏だと思っていたのに、寒暖の移り変わりがとても早い。 望実はぐいぐいと和清の腕を引っ張って、どこかに連れて行こうとしている。抵抗もせず和清は引きずられるままだ。 そして、やって来たのは寝室。入ってすぐに女っぽい匂いがした。化粧品などの匂いだろう。 これまで和清は優輝の部屋にまだ入れてもらったことはないが、ここがそうではないことは一目でわかった。だとしたらここはだれの部屋なのか? 「ベッドから起きたから悪化しちゃったみたい。なんだか体が冷えるわ」 なんて言いながら、体を火照らせている望実は和清に抱きつき、そのままいっしょにベッドへ倒れ込んだ。 驚く和清。 「なにするんですか!」 「カズちゃんが看病してくれるっていうから、たまには男の子に甘えるのいいかなって」 「えっ? ん? センパ……優輝さんは?」 「薬買いに行かせたのに、ず~っと帰ってこないのよ。ひどいでしょう?」 「ここにいないんですか? インターフォンの声は?」 「もちろん、わ・た・し」 騙された! 親子でもともと声が似ていて、鼻声だったために、さらにわからなかったのだ。しかも、最初に和清が『センパイ』と誤解して呼びかけたことで、望実は訂正することなくそれに乗ってきたのだ。すべては和清を部屋に連れ込んで、こ~んなことをするために! ベッドで横になるふたり。細くしなやかな手が和清の股間に伸びていた。 「うっ」 思わず和清が呻いた。ほんのちょっと触られただけなのに、調教されてしこまれたような感度の良い反応だ。 ズボンの上から膨らみを手で上下に摩られる。 もうすでに中では硬く膨らんでいて、先っぽが下を向いているために、とても苦しそうにしている。その形が望実の指先にも伝わってくる。 「もしかして触る前から硬くしちゃってのかしら? えっちなこと期待してたんじゃない?」 「そ、そんなこと……」 顔を赤らめた和清は望実と視線を合わせることができなかった。 この部屋には女の匂いが充満している。その匂いを嗅いだときから、和清の肌は汗ばんでいた。そして、肉欲な体で抱きつかれ、豊満な胸を押し当てられながら、ベッドに倒されたときにはもう――勃っていた。 優輝はクールなところがあるけれど、大人びているというわけではない。 アキはまだまだ子供っぽさが残る明るい少女だ。 だが、今まさに目と鼻の先にいる望実は大人の女なのだ。 今日は風邪で寝こんでいるためノーメイクなのだが、肌つやは美しくまるで十代のようなのだが、その瞳や唇に経験を重ねた色香があるのだ。 そこにある口紅も塗っていない唇が、少女の唇となにが違うのか、メイクをしていなければ唇は唇、少女の唇と形もそれほど変わらないはずなのに、明らかにこの唇は艶っぽい。 そうだ、この唇は表情が豊かなのだ。 舌で濡らされた唇が妖しく光る。そして、和清の唇にしゃぶりついてきた。 くちゅ……ちゅぱ…… 唇で甘く噛まれた唇が音を立てる。 息を止めていた和清が、耐えられなくなって熱い鼻息を漏らす。 「ん、んんぅ」 無抵抗で唇を奪われるまま。 キスの合間に望実が囁く。 「カズちゃんの反応可愛いから、食べたくなっちゃうのよね」 そのまま耳を甘噛みした。 そして、舌先でチロっと舐める。 ゾクゾクとした寒気のようなものが、耳から首筋に流れ、和清は肩をすくめて身を強ばらせた。 「んっ」 呻いてしまった。 ザワザワ……ガサ……ザワワ…… 耳元で音がする。 濡れた舌で耳穴をほじくられているのだ。 不快な雑音がこそばゆい。 和清は制服の両肘を強くつかんで、自分を抱きしめるようにした。 不快であり、雑音であるはずのものが、どういうわけか気持ちいい。 このゾクゾクが堪らなくて、耐えられない。思わず自分の体を抱きしめてしまうのだ。 制服の中で肌がどんどん汗ばんでいく。望実の体も汗ばんでいた。ネグリジェなので、その熱気がかなり伝わってくる。 「だいぶ汗かいてきたみたい。このままたくさん汗かいたら、風邪も治っちゃうかしらね?」 ガサゴソと望実がネグリジェを脱いで、ベッドの外へと放り投げた。 「カズちゃんも早く脱ぐのよ」 促されて和清も服を脱ぎはじめる。 気持ちが焦っているのか、ワイシャツのボタンがなかなか外れない。そんなトロトロ遅い和清に業を煮やしたのか、望実はズボンを脱がし、トランクスを剥ぎ取るようして投げ捨てた。 まだワイシャツが脱げていないのに、下半身が露出されてしまった。 望実が和清の背中に抱きつき、その手を露出されたばかりの股間へ伸す。 ギュッとカリ首が握られた。 「うっ!」 亀頭が膨張して、鈴口から透明の汁の粒が漏れ出した。 シコシコと望実の手が動き出す。 「ううっ、まだ……」 ワイシャツが脱げていない。 ギンギンに勃起した肉棒を擦られながら、どうにかワイシャツを脱ぎ捨てる。 「ハァハァ……」 たいした運動もしないのに、和清は息が切れてしまって、どちらが風邪なのかわからない。 背中に温もりを感じる。熱いくらいだ。豊満な胸が背中にギュッと押しつけられている。 さらに尻の割れ目には、硬い棒状のモノが挟まれるように押しつけられていた。 和清の顔が真っ赤になる。 尻の割れ目が熱い。燃えるように熱い。熱せられた手の棒を押しつけられているみたいだ。 耳元で望実の声がする。 「お尻に入れて欲しいんでしょう?」 「…………」 はい、そうです。なんて言いたくても言えない。 相手は優輝のママ。 大好きなセンパイのママとこんなことをしてしまうなんて。これがはじめてではないし、かなりの痴態を優輝ママに晒したこともあるが、肉奴隷のようにおちんぽを懇願するような真似ができるはずがない。 でも、本当は欲しくて欲しくて堪らない。 和清の菊襞がヒクヒクしている。 もうすでに和清の肉棒はフル勃起しているように思えるが、ケツ穴から熱い鉄棒をぶち込まれて前立腺を刺激されたら、もっと激しく勃起してしまう。それを想像して和清は身悶えて躰を熱くする。 でも、その望みを口に出すことはできない。 葛藤を渦巻き、身悶えることで、より和清の躰は燃え上がってしまうのだ。 なにも答えない和清の耳元に、また望みが囁く。 「でも私、お尻より口が好きなの」 体勢を大きく変えた望実。お互いの股間に顔を向ける69の体勢。 和清の鼻がツンとした。 優輝よりもアキよりも大きい凶器。 半開きになっていた和清の口の中に押し込まれ、唇が引っ張られて薄くなった。 「んぐ……ぐ……」 苦しい。 すごく大きい。 もう顎が辛くて堪らない。だから言って歯を立てるわけにはいかない。和清にもサイズこそ違えど同じモノが生えているため、絶対に歯を立ててはいけないことはわかっている。でも辛いのだ。 そんな和清の苦労などよそに、望実の腰がゆっくりと動き出した。 腰だけではなく、全身をつかって波打つように、艶めかしい蛇のような動き。 のどの奥まで犯される。 「ん……ぐぐ……ぐううう……」 吐き出したくても吐けない。涙が滲む。 「おぅっ!」 嗚咽が漏れ、粘っこい涎れが湧き出してくる。 それが潤滑剤となって、さらに口腔をぶっといモノが犯してくる。 鼻まで詰まって、息もままならないし、吐き気だって治まらないのに、口腔を海綿体で触られるたびに、躰が歓喜で震えてしまう。 「私も口でしてあげる」 和清の股間のほうから声がした。 亀頭が熱くなった。柔らかい舌で包むように舐められた。和清の背筋が反り返る。 艶めかしい望実の唇を伝って涎れが零れ、どっぷりと亀頭の先っぽを濡らし、そこから竿を垂れ落ちていく。 涎れで濡れた竿をギュッと握られた。 たっぷりの潤滑剤でシコられる。 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…… 卑猥な音が鳴り響く。 人差し指と親指でつくられた輪が、上下運動でカリを刺激するたびに、叫びたくなるが口は塞がれている。 「んぐっ、んんっぐっ!」 悶え苦しむ和清の反応に悦ぶ望実。 「苛められてるのに、おちんちんビンビンにしちゃってかわいい。出しちゃってもいいのよ、ほらほら」 ぐちゅぐちゅだった音が、じゅじゅじゅじゅじゅっと速さを増した。 亀頭から迸る鋭い快感。 耐えることなんてできない。激しすぎる。射精はすぐそこだ。 じゅぴゅっ! 先走った汁が勢いよく出た。 次の瞬間、本汁が噴火のごとく爆発した。 じゅびゅびゅびゅっどばばばばばばん! 白濁液が踊るように噴き出す。 「汚したベッドは全部舌でお掃除するのよ」 ドSを通り越した望実の発言を受けても、射精を止めることはできない。 どばばばばばっ! たちまち部屋は雄の臭いが蹂躙した。 和清の嗚咽といっしょにやっと凶器が抜かれた。 まだ望実はイッていない。和清だけイッて終わりのハズがない。 「風邪で寝こんでる私のベッドを汚すなんて、綺麗にしてくれないと私が休めないわ」 望実はぐったりとしている和清を無理矢理四つん這いにさせた。 そして、尻の割れ目に凶器の先端を這わせる。 「ほら、早く舌でお掃除しなさい」 「えっ?」 まさか本当にさっきの発言を実行させる気なのか? 戸惑ってる和清の菊門に凶器の先端が突き付けられた。 「処女だったらぶっ刺すわよって脅すところだけれど、カズちゃんになら、お掃除したら入れてあげるっていうのはどうかしら?」 欲しい、欲しくて堪らない! 口に出さずとも、お掃除を行動してしまえば同じこと。それにシーツに散らばった自分のザーメンを舐め取るなんて、そんなことできるハズがない。 凶器の先端が菊皺を押し広げて、ヌプヌプと這入りそうで這入らない。ケツ穴を弄ばれている。 和清は舌を出した。伸した舌先がプルプルと震える。鼻にはツンと自分の出した臭いがする。 暴力的な辱めだ。 これに和清は屈してしまいそうだった。 一線を越えてしまう葛藤。 自分で出したシーツのザーメンを舐めながら、お尻を犯されることを想像して、和清は狂いそうなほど身悶える。 もう舌はザーメンに触れる寸前だった。 ガチャ。 突然、部屋のドアが開いて優輝が姿を見せた。 「薬買ってき……」 信じられない光景を目の当たりにして凍りつく優輝。 笑顔で迎える望実。 「お帰りなさい」 と、言いながらぶっ刺した。 ドリルパンチを喰らったような衝撃。 菊皺が限界まで伸され、直腸がパンパンに膨れ上がった。 「ひぃぃぃっ!」 悲鳴をあげた和清は、そのまま顔面をザーメン付きシーツに突っ込ませた。 ズンズンズンっ! 重い腰の動きで凶器が出たり這入ったりを繰り返す。 「優輝、カズちゃんのお尻使いすぎじゃないの? 締まりがちょっと悪くなってる気がするわよ」 娘の前で同じ学園の男子を犯す母。しかも、ケツの締まりについて会話を投げかけた。 「…………」 優輝は言葉を失って唖然としている。 「ああっ、いいっ……いいいっ……うああああっ」 和清の喘ぎ声が部屋に鳴り響いている。そのケツを犯している望実は、全身を汗で濡らしながら発汗している。 「風邪で男喰いしてなかったせいで、もう出ちゃいそう」 「出しちゃダメーーーっ!」 優輝が叫んだ。 が、もう止められなかった。 どりゅるるるるるるるるるっ! 腸内に濃くて大量の汁が流し込まれる。 消防のホースで放水されたような量。下腹部がパンパンにさせられ、腸は襞のひとつひとつまで犯され、ザーメンで満たされてしまった。 気持ちよさそうな顔をしてぐったりしている和清。その表情を見て優輝は許せなかった。怒りは母に向けられる。 「病人は病人らしく寝てなさいよ!」 「だからちゃんと寝てるじゃない?」 娘の知り合いの男子と。 「カズ君はわたしの所有物なんだから、勝手に犯さないでくれる?」 「だったら名前でもとけば? でも娘のものは私のものだけど。さあ、もっと汗をかいて風邪治さなきゃ!」 ズボッ! 「ひぃっ!」 再びケツ穴に凶器がぶっ刺さって和清は悲鳴をあげた。 望実の腰が振られるたびに和清は喘いでしまう。 「ああっ、あっ、あう……ああっ!」 そんな光景を見せつけられて、優輝は薬局のビニール袋を床に叩きつけた。 「ママが辛そうだから学校休んでまで看病しててあげたのに。もうホント風邪こじらせて死ねばいい!」 優輝は部屋を飛び出して、ドアを壊れるほど激しく締めて姿を消した。 「セ、センパあぁン!」 和清は喘ぎながら優輝を呼び止めようとしたが、ケツが結合してしまって身動きが取れない。 「ああっ、いいいっ……ママさん……もう……あああっ!」 部屋の外――廊下にま響いてくる和清の喘ぎ声を聞きながら、優輝は壁に寄りかかってスカートから飛び出したモノをシゴいていた。 「カズ君のばか……ばかばか……」 壁を隔て向う側で和清が母親に犯されている。 「いいいっ、イク……お尻でイカされちゃうぅぅぅ!」 和清の叫び声が聞こえてきた。 どぴゅっ! 優輝のモノが白濁液を少し噴いて、首を激しく上下に揺らした。 「んっ」 声を押し殺した優輝。 どびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅっ! すぐさま優輝は先端を手のひらで覆った。 「んっ……ああっ……はぁっ……はぁはぁ……んぐ」 快感で躰をビクビクさせながら、自分で出した白濁液を手のひらで受け止める。 ドクドク…… 量が多くてすべては受け止められず、手から零れ落ちた白濁液がフローリングの廊下を汚す。 「はぁはぁ……カズ君のばか」 息を切らせながら優輝は玄関に向い、手に溜めた白濁液を和清の靴の中に流し込んだ。 「わたしもばかみたい……こんなことして」 数時間後、やっと望実から解放された和清は、逃げるように帰ろうとしたのだが、靴が見当たらず、すぐに優輝の仕業だと見当をつけたが、顔を合わせるのが気まずく、聞くに聞けずそのまま靴下で帰ることになったのだった。 夜のアスファルトを靴下で踏みしめ、足下から全身が冷えたためか、それとも望実に風邪をうつされたのか、翌日から和清は学園を休むことになった。もちろんその日に望実の風邪は治ったし、優輝はお見舞いなんかに絶対行くことはなかった。 ちなみにその数日後、なぜかアキが風邪で学園を休んだのは別のお話である。 こーるど おしまい |
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